CrossViewerは、ユーザインターフェイスの充実と制作フローの簡略化、コンテンツデータの汎用性を軸に設計されています。デバイスの機能を最大限に生かした上で、本というメタファーにとらわれず、デジタルデバイスならではのアプリケーションを作成できます。そのため、極力ユーザに不便を感じさせることがないようにコンテンツを表現できる上、テキストのコピー可/不可などもアプリケーション単位で設定でき、ユーザーの利便性を高めつつ出版社や著者の権利にも配慮することができます。
CrossViewerは現在iPhone、iPad、iPod touchに対応しており、今後さまざまなデバイスへの対応を予定しています。新しいデバイスでも機能などはそのまま利用可能で、ひとつのコンテンツデータから各デバイスへの書き出しが可能です。新たなデバイスに対応する際にも追加作業は発生しません。新たな手間をかけることなくエンドユーザーの選択肢を増やすことができます。
[今後の対応予定]PC、Mac(Mac Appストア)、Android
雑誌のようなレイアウト、広告表現、書籍、マンガに至るまで、コンテンツの作り方次第でどんな表現も可能です。イメージギャラリービュー、目次、ブックマーク機能を標準搭載しているほか、各種設定も柔軟に行うことができます。書籍タイプで出力する場合、文字サイズの変更などはもちろん、タテ組み、ヨコ組み等の設定が可能です。
禁則処理、ぶら下がりやジャスティファイのカスタマイズ機能も充実しており、ルビにもHTML標準のrubyタグで対応しています(特許出願中)。
検索機能、マーカー機能、辞書機能等も対応予定のほか、機能はさらに拡張予定です。
目次 | ○ |
しおり | ○ |
各種設定(文字サイズ等) | ○ |
リンク | ○ |
タテ組み | ○ |
ルビ | ○ |
ジャスティファイ | ○ |
検索 | 対応予定 |
マーカー | 対応予定 |
辞書 | 対応予定 |
キャプション・注の表示 | ○ |
ヨコ組み | ○ |
禁則処理カスタマイズ | ○ |
ぶら下がり | ○ |
コンテンツデータはHTMLベースなので、一般的なテキストエディタやHTMLオーサリングツールでも制作が可能です。
CrossViewerは多言語に標準対応しています。各言語のテキストファイルを用意することで、何カ国語でも対応ができます。ユーザがコンテンツを閲覧する時は、設定画面で好きな言語を選ぶだけで表示言語が切り替わります。
現在開発中のInDesign用プラグインを利用すれば、印刷物の編集データからCrossViewer用データを作成することができるようになります。これにより、さまざまなワークフローにあわせ、最低限のコストで多メディア展開の環境を作ることができます。
ビューアのベースがシンプルなので、実現したいことに合わせて機能を拡張することができます。書籍に特化したフォーマットではないので、コミック、写真集、雑誌、絵本などの出版もでき、さらには本や書籍というフォーマットにとらわれず新しい形の情報提供ツールとなる可能性を秘めています。
拡張を行えば、例えばTwitterと連動など、オンラインとの連携も可能です。拡張できる機能としては無限に可能性がありますので、実現したい機能がありましたらお問い合わせください。
美しい日本語組版を再現するため、字間、行間値の他、禁則処理、ジャスティファイ、ぶら下がり設定、行頭行末のアキ量設定を自由に行えます。設定はXMLファイルの値を書き換えるだけなので、特別なプログラミングの知識がなくても手軽に自分好みの組版ルールを実現できます。